減災復興政策研究科M2の佐藤拓巳です。
目は臆病、手は鬼という言葉があります。宮城県気仙沼市で伝わる格言で、「目前の仕事の量にはどうしても怖気づいてしまうが、一度取り掛かると、気づけば非常に大きな働きをしている」という意味合いだそうです。この書き出しで、さも減災復興について深く語るものかと思いきや、そうではありません。トピックはほかでもない修士論文についてです。
大学院に入学したが最後、避けては通れない道として修士論文があります。道、と言ってもこれを通過点とみなす人や、ゴールとみなす人、捉え方は多岐に渡ります。私はどちらかというとゴールとみなしており(大学・大学院の集大成として)、来年から社会人となるわけですが、ここで冒頭に挙げた「目は臆病、手は鬼」です。
「最後にすごいものを仕上げるぞ!」という気持ちと「すごいものってめちゃめちゃ大変そうだな…」という気持ちが取り掛かる前に往来しています。まさに目は臆病。そして、この臆病がたたって手に付けるまでがとても長いのです。(このブログ原稿も遅れに遅れて掲載しております。担当の先生には大変申し訳なく思います。)
ここで「手は鬼」について今一度考えてみます。言葉本来の意味とは少し異なってくるかもしれませんが、確かに一度始めてしまえば地続きにできてしまうことが多いです。おそらくこの感覚の繰り返しが「手は鬼」に行きつくのでしょう。
では、このルーティーンにどう乗せるか。いまや取り組むための手法はたくさんインターネット、SNS等で拡散されています。ですから、個人、状況に応じた方法をとっていくことは比較的容易だと思います。今回は、私が実践している方法を少々紹介したいと思います。
私が実践している方法は以下の2つです。
・頑張っている人が出演している映画、小説等を見る
・パソコン、スマホの使用時間(設定から確認できます)を見て、反省する
人が頑張っている姿というのは、不思議なもので、自分も頑張らなければという気持ちにしてくれます。ある映画におけるブラッドピットは、いつも私に取り組むきっかけをくれる有難い存在です。
ただ、この方法は諸刃の剣のような一面もあり、注意が必要です。取り組むきっかけのために観始めた映画のはずなのに、気づけばしっかり観終わっている。続編も気になってきて、気づけば…ということになりかねません。
上手く観る時間を調整しながら、影響を受け、取り組むきっかけを掴む。少しは参考になりますでしょうか?
こちらをご覧になっている方々の力に少しでもなれば幸いです。
私も頑張ります。よいお年を!